Q:被リンクの数と質について。

SEOリサーチカンファレンス2017東京国際フォーラムの収録動画を視聴させていただきました。
カンファレンスのまとめ(PDF資料57頁)に「ページの品質はリンクとトラフィックのバランスで決定される。」と書かれてますが、これは訪問者の来ない被リンク先をいくら増やしてもSEOに効果がないどころか逆にマイナスになってしまうので、リンクの「数」よりも「質」が重要であると解釈してよろしいでしょうか?


A:

おっしゃるとおりです。
例えば、サイトAは100個のサイトからリンクが張られていたとします。そしてサイトBは2個のサイトからだけリンクが張られていたとします。
被リンク数だけを考えた場合サイトAのほうが100個のサイトからリンクされているので人気があるように見えます。
しかしそれらのサイトから誰もリンクをクリックして人が移動していなかったら無意味なリンクだということをGoogleが知るという意味です。

では無意味なリンクというのは結局何かというとSEO目的のリンクだということです。
何故なら通常、推奨目的のリンクならば何人かはクリックするはずだからです。

一方、サイトBはたった2個のサイトからしかリンクを張ってもらえていなくてもそれらのリンクをクリックして一定数のユーザーが移動しているならばそれらのリンクは推奨目的であり正当なリンク、つまりSEO目的のリンクではないとGoogleは判断します。

この例の場合、サイトBのほうがサイトAよりも信頼できるサイトということになり他の条件が同じ場合、サイトBのほうが上位表示するということになります。

ということで、今後の被リンク獲得対策においてはクリックして流入が起きる被リンクだけを獲得するよう心がけて下さい。
それが安全で確実に効果の得られる被リンク対策です。