Q: ページの閲覧時間がすごく長くて、内容が分かって閉じたと考えた場合、直帰率はあがりますが、閲覧時間は長くなります。 これはいいことなのか、逆にそうでないことか、どんな具合でしょうか?
Googleアナリティクスを見ていて思う事があります。
例えば、トップページ1ページだけ見て画面を閉じた方がいるとします。でも、トップページに必要なことがまとめて書いてあり、ページの閲覧時間がすごく長くて、内容が分かって閉じたと考えた場合、直帰率はあがりますが、閲覧時間は長くなります。
これはいいことなのか、逆にそうでないことか、どんな具合でしょうか?
A:
Googleはユーザーがそのサイトにどのくらい愛着があるかというユーザーエンゲージメントを測定する際に:
(1)平均ページビュー
(2)サイト滞在時間
(3)直帰率
のデータを参考にしています。
今回のご質問はそのうち(1)と(3)が悪くなるケースですが、(2)のサイト滞在時間は長い場合、それはそれでGoogleによってプラスに評価されるはずです。
というのも、今日のWeb広告の世界では、ページビューを広告主にアピールするのではなく、MAU(月間訪問者数)、DAU(一日あたりの訪問者数)というように、いかにそのサイトに同じユーザーが何度も訪問するかを競うようになっております。
ページビューを多く見せかけるために不必要にページを細かく分割してページ番号をつけてユーザーに無理やりたくさんのページを閲覧させるという悪習がはびこりました。
その結果、広告主達の中でも賢い人たちは広告を出そうとするサイトのページビュー数を気にしなくなってきているという流れがあります。
こうした新しい流れがWebの世界に浸透する中、Googleもページビューだけを偏重することは考えづらいです。
ですので、今後はサイト滞在時間を伸ばすこと、同じユーザーに毎日のようにサイトを訪問してもらえるようなサイト運営を心がけてGoogleからの評価を高めるようにしたほうが良いと思います。
※『上位表示する最新ページデザイン・コンテンツ設計術』セミナー資料より