Q: リンクの掲載についてお聞きします。

質の良い団体などのホームページでリンクのかかり方(アンカーテキスト)が、バナーでURLはこちら と書いてありボタンになっています。そのボタンを押したらリンク先に移動する状況です。

通常でしたら、社名や店名、またアドレスが自然ですが、こうしたバナーでボタンになっている部分からでも効果はあるんでしょうか?


A:

それがたくさんないようでしたら効果はあるはずです。
Googleが自然なリンクのされ方だと判断する基準の一つは、リンクを張ってもらっているアンカーテキストや画像のALTの文言の分散性の高さです。

下の図は、『8 major Google ranking signals in 2017』(2017年のGoogle検索順位決定要因の8つの重要ポイント)という海外のSEO解説記事にある解説図です。

この記事でよると上位表示されているサイトがどのような形でリンクされているかというと:

1位:ブランド名でのリンク(70%)
2位:URLでのリンク(20%)
3位:一般的な呼び方(5%)
4位:トピックに関わる言葉(4%)
5位:検索キーワードと全く同じ言葉(1%)
ということです。

例えば、チラシ印刷をしている東京の印刷会社の鈴木印刷株式会社(https://www.suzukiinsatsu.co.jp)という会社が「チラシ印刷 東京」で上位表示を目指しているとします。

そしてその会社のサイトは100個の異なったドメイン名のサイトからリンクを張ってもらっているとします。

その場合、ベストなリンクの張られ方は次のようなフレーズでリンクを張ってもらうことになります:

1位:70サイトが「鈴木印刷」という言葉でhttps://www.suzuki-insatsu.co.jp にリンクを張る
2位:20サイトがhttps://www.suzuki-insatsu.co.jp という言葉でhttps://www.suzuki-insatsu.co.jp にリンクを張る
3位:5サイトが「印刷会社」という言葉でhttps://www.suzuki-insatsu.co.jp にリンクを張る
4位:4サイトが「チラシの印刷」という言葉でhttps://www.suzuki-insatsu.co.jp にリンクを張る
5位:1サイトが「チラシ印刷 東京」という言葉でhttps://www.suzuki-insatsu.co.jp にリンクを張る
実際に「チラシ印刷」という言葉で上位表示しているサイトが他のドメインのサイトからどのようなフレーズでリンクを張られているかをリンク元分析ツールの「マジェスティック」で調べると下図のように分散性が高いことがわかります。

このように他のドメインのサイトからリンクを張ってもらう時は必ずワンパターンのフレーズではなく、様々なパターンの文言でリンクを張ってもらうよう心がけて下さい。
それが最も自然だとGoogleが判断し、サイトの評価が上がり、順位アップに貢献します



2018年07月14日
カテゴリ:被リンク対策