Q: ECサイトにて外部サービスの商品レコメンド機能(パーソナライズされたおすすめ商品表示)を利用しています。 レコメンド機能のことで、いろいろお聞きしたいことがあります。

導入後、Search Consoleを見ると、インデックスカバレッジの問題が検出されたと表示され、調べるとレコメンドサービス提供元のJavaScriptがrobot.txtでブロックされているとの表示でした。
サービス提供元にブロック解除を要請すると、

・「レコメンドサービス名」はコンテキストに応じて動的に生成するコンテンツであるため、クローラー対象とすることは無意味と考えております。効果測定にも影響があるため、クローラーを拒否しています。

・Amazonなどのレコメンドがクローラーブロックしていないのは、自社で開発しているレコメンドエンジンであることが理由です。
「レコメンドサービス名」はJavaScriptを動かしてレコメンドを返しています。
・rawデータ出力にbotが含まれることとなるため、過去に他のお客さまからのご要望などもあり弾く設定となっています。共用環境としては当面botは弾く設定とさせていただきますが、今後については検討していきます。

と、SEOに関係なくブロック解除はしないとの回答でした。

Search Consoleがアラートを出しているので本当に影響がないのか心配です。レコメンド(おすすめ商品)パーツをGooglebotに見せない状態にするとこで悪影響は考えられないでしょうか。


A:

ご相談ありがとうございます。
業者さんとのやり取りのメールの文面を見る限り先方が言っていることはもっともなことだと思います。外部サーバーから特定のテキストデータを自社サイトのページ内に表示するという仕組みは最初からGoogleがインデックスしにくいものです。
そして御社がそのサービスを導入したときから今日までずっとGoogleはそのテキストデータをインデックスしていないはずです。
そのため最初から見ていないのでこれまでも今後も特にマイナスはないとおもいます。
ただし、どうしてもレコメンド情報というテキストファイルをGoogleにインデックスしてほしい場合は、自社でそうしたシステムを開発することになるでしょう。
ですが、そこまでしてインデックスしてもらうような希少性の高いコンテンツではないと思います。特にそうしたデータが複数のファイルに一部、あるいは複数重複して複数のWebページに表示されるのはそもそもGoogleSEO上、重複コンテンツになるリスクがあり良いことではありません。
本当にとるべき対策は、レコメンド情報以外の各Webページ内の独自コンテンツを増やすことだと思います。参考にしていただければ幸いです。

2018年09月23日
カテゴリ:その他SEO対策