Q: ペンギンアップデートに関してお聞きします。

もしもこのペナルティーでひっかかった場合、基本的にすべてのページで順位が落ちるのでしょうか? それとも単独の個々のページだけが該当するのでしょうか?

今回の12月のペンギンアップデートで、約100ページある中の、数ページだけが、今までよりもガタンと下がっていました。(5〜10位程) 逆に現状と変わらないものがほとんどでもありましたし、上がっていたページもありました。 これはペンギンアップデートにひっかかったと考えるべきなのか、他のサイトの順位変動で、こうした結果になったと考えるべきなのでしょうか?


A:

ペンギンアップデートは特定の検索キーワードのみに対するペナルティーです。

サイトの様々なページで上位表示を目指している全てのキーワードに対するペナルティーではありません。

例えば・・・
トップページの目標キーワード: リフォーム 神奈川
カテゴリページの目標キーワード:キッチンリフォーム 神奈川
1つ目のSUBページの目標キーワード: 二世帯住宅 増築
2つ目のSUBページの目標キーワード: 太陽光発電パネル設置 神奈川
だったとします。

この場合もしも、トップページやその他サイト全体に渡って「リフォーム」というキーワードを過剰に書くとそれに対してペンギンアップデートによるペナルティーが与えられます。
その結果、リフォームというキーワードが含まれる全ての目標キーワードに対してペナルティーが与えられますので、トップページの目標キーワード: リフォーム 神奈川カテゴリページの目標キーワード:キッチンリフォーム 神奈川の2つのページの順位が多くの場合30位以上落ちます。

一方
1つ目のSUBページの目標キーワード: 二世帯住宅 増築
2つ目のSUBページの目標キーワード: 太陽光発電パネル設置 神奈川
という2つのページは目標キーワードにリフォームというキーワードが全く含まれていませんので何も順位に悪影響は起きません。

また、ペンギンアップデートはキーワードの書きすぎ以外では、過剰なリンク対策に対しても与えられるものです。
例えば、SEO目的だけに作られたたくさんの質が低いページ(ユーザーが見ないようなページ)から「リフォーム 神奈川」だとか、「神奈川でリフォームをするなら鈴木工務店」というテキストでリンクをされると「リフォーム」や「神奈川」というキーワードを目標キーワードとする全てのページの検索順位がはやり30位以上落ちることがあります。

上の例だと・・・
トップページの目標キーワード: リフォーム 神奈川
カテゴリページの目標キーワード:キッチンリフォーム 神奈川
は「リフォーム」や「神奈川」というキーワードが含まれているのでペナルティーを与えれて順位が落ちます。

1つ目のSUBページの目標キーワード: 二世帯住宅 増築
はどちらも含まれていないので順位は下がらずに問題は起きません。

2つ目のSUBページの目標キーワード: 太陽光発電パネル設置 神奈川
は「神奈川」が含まれているのでペナルティーを与えられて順位が落ちます。

ということでいずにしても、ペンギンアップデートはサイト内のページがペナルティーを与えられるというよりは、特定のキーワードとそれを含む複合キーワードで上位表示するために過剰最適化したページだけに対するペナルティーです。

このことを今後、ペンギンアップデートが原因で順位が落ちたかどうかの判断基準にして下さい。
2018年10月01日