Q: ポータルサイトでも検索順位が落ちることがあるのでしょうか?

ポータルサイト(口コミサイト)は全般的にアクセス数も多く、自然検索では地域名+業種名で上位に表示されることが多いと思います。

今まで、地域名+業種名で上位表示されていたポータルサイトが、最近、自然検索で今までのように1位や2位ではなく、1ページ目の下位に表示されていることに気づきました。(その時によっても異なりますが)
私も登録していて、そのサイトからのお客様もおられるのですが、最近その人数が減っていたので気付きました。


A:

貴重な情報ありがとうございます。私も最近そうした現象を見るようになりました。
以前の単純なGoogleのアルゴリズムでは高く評価され、検索順位が高かったポータルサイトの多くが衰退してきているようです。

理由は主観的で怪しげな口コミがたくさん書き込まれていることだけが取り柄のようなポータルサイトは、Googleが真剣に取り組むようになったGoogleマイビジネスのレビュー投稿などの普及により、その優位性を失いつつあります。

いくつかの調査結果では、多くのGoogle検索ユーザーは、Googleのレビュー情報の方がお金によって汚れていない真実に近い情報だと思っているようです。Google信奉者であるユーザーにとってGoogleが収集してるレビューのほうが信憑性が高いでしょうし、厳しい批判のレビューも平然と表示させているという厳しさが受けているのではないでしょうか?

このようにレビュー投稿に依存しているポータルサイト運営者は、それ以外の差別化要因を開拓してそれを伸ばさなければならないはずです。それに失敗したときに、かつてのInfoseekやgoo!のような過去の存在になってしまうはずです。

そしてそのことはポータルサイト以外の私達一人ひとりにも言えます。

つまり、これまでの差別化要因が競合の出現により、あるいはGoogle自らが提供することにより、急に弱みになることがありえるということです。

こうした衰退を避けて、確実に成長するためにはその時代時代のトレンドを継続的に注視して、取り入れされそうなこと、アレンジできそうなことを見つけてトライすることです。

そして少しでも手応えを感じたらそこに注力して自らの強み、差別化要因に育ててゆくことです。

生き馬の目を抜くインターネットの世界では、一瞬たりとも油断は許されません。耐えず学び続けられる者だけが生き残っていける諸行無常、盛者必衰の世界です。

2020年03月02日
カテゴリ:その他SEO対策