Q: SEOヴィジョンのリンク内外比率について質問させてください。
長文になりますがよろしくお願いいたします。
ある記事に「外部リンクが5つ」あるとします。
この外部リンクは記事内容の信頼性をあげるための証左として設置したものです。
いわゆるE−A−Tの「T」の部分に相当します。
またこの記事の「内部リンクは20個」とします。
この記事をSEOヴィジョンにかけますとリンク内外比率のスコアは低くなります。
リンク内外比率のスコアで100点取るには外部リンクが5個なので内部リンクは50個以上必要になるからです。
問題はリンク内外比率のスコアをどう上げるかです。
いくつか方法が考えられます。
<方法1.内部リンクを50個に増やす>
この場合内部リンクを増やす=「ノイズ」にもなりえるのでクエリと関連する記事への内部リンクに限られます。
しかしクエリ内容と関連する記事を50個増やすことはかなり困難です。
(たとえばクエリが「SEOセミナー」ならSEOセミナーに関する記事あるいはセミナーそのものを50個増やさなければならない。それも高品質な記事を)
かなり大変です。
<方法2.外部リンクを1個に減らす>
外部リンクが1つならリンク内外比率内部リンクのスコアを満点とるには内部リンク10個で済むのでなんとかなりそうです。
しかしそれによって記事の信頼性は失われてしまいます。
<方法3.リンク内外比率のスコアは無視する>
鈴木先生によると上位表示で最優先なことは「記事の関連性」でした。
また最近のコアアップデートの傾向から記事の信頼性(EAT)も必要とされていました
一方で内部施策(SEOヴィジョン)の優先度は5つ目でした。
以上によりリンク内外比率スコアは低くても無視するほうが総合的にみて上位表示になることが考えられます。
以上になりますが鈴木先生でしたら方法1・2・3あるいはその他の方法をとられるでしょうか?
私は「方法3」を取るのが妥当かなぁと考えています。
以上長文失礼しました。よろしくお願いいたします。
A:
ご相談ありがとうございます。
現在のGoogleで上位表示するには、おっしゃるようにE-A-Tを高めることが非常に重要です。
そのため、SEOヴィジョンに表示される内外比率の数値を改善することよりも、権威があるサイト、関連性の高いサイトにリンクを張ることのほうが遥かに重要です。
ですので、外部リンクを無理やり減らすというよりも、ユーザーが情報の根拠を知るための権威がある、
または関連性の高い参考サイトへのリンクをたくさん増やす方が重要です。
そのためには、たとえ、内部リンク50:外部リンク100になったとしても問題ありません。しかし、外部リンクを100にしたまま、自社サイト内にある関連性のあるページへのリンクを200はったら内外比率は
内部リンク200:外部リンク100
というように改善されます。
ということは苦しいことであっても、上位表示を目指すページからそのページの本文に関連性の高いページを自社サイト内にあるページから見つけてリンクを張ること、それが無理な場合は、新規作成してそのページの本文から 参考情報 という形でリンクを張ることをしつつ、権威があるサイト、関連性の高いサイトへのリンクもたくさんしなくてはならないということです。
いずれにしてもこうした難しいことこそが勝敗の命運を分けることになり、長期間上位表示するきっかけになりますので参考にして下さい。