Q: Googleの地図検索と自然検索の表示件数で気になったことがあります。
先日スマホでシークレットウィンドウにして、「業種名+地域名」で検索してみました。そうしましたら地図検索が2項目・自然検索が8項目の合計10項目になっていました。(広告もこれとは別にありました)
気になったので、それから何回か別の日に検索しましたら、同じような感じで表示されました。毎回この表示ではなく、地図検索が3件の自然検索が10項目と時もあります。(広告もありました)
Googleの方で今後に向けてテストなどしているのでしょうか?
A:
貴重な情報がありがとうございます。私もそうした検索結果ページをたまに見かけることがあります。
とても驚きました。
こうしたことが起きる理由は:
(1)検索結果1ページ目に表示される自然検索結果の表示件数を減らしていきたいから
→ 裏の目的はGoogleは絶対に認めないと思いますが、検索結果ページ1ページ目に表示される席数を減らし、リスティング広告欄の魅力を高め、広告売り上げを増やすこと
→ 表の目的はGoogleマイビジネスの重要性を高め、Google自らがポータルサイトビジネスで最大の地位を築き、そこでの様々な商品(有料版GoogleマイビジネスやGoogleマップ欄での広告売り上げを増やす等)の売上を増やすこと
の2つが考えられます。
今できることは検索上位表示を確かにするためにSEOを徹底することと、Googleの地図検索で上位表示するためのMEOを徹底することです。
以前も週刊SEOビデオニュースの「ゼロクリック」というGoogleの野望
https://www.ajsa-members.com/weekly_video/detail/383
で報告しましたが、Googleの裏の戦略は「ゼロクリック戦略」です。検索結果ページからなるべく他社のサイトにユーザーを行かせないようにして、Googleが提供するサービス内でWeb上の取引を完結させることです。
これはGoogleのような独占的立場にいる企業なら誰もが抵抗できない誘惑です。Googleは普通の会社です。己の利益を追求すればもっともっと儲けることは可能です。しかし、EUや米国の監督官庁が厳しくGoogleを監視しているためGoogleはあからさまな利益追求は出来ない状態です。
しかし、それでも今後はどちらかというとGoogleに表示されて得をする企業は減っていくはずです。そしてその分Googleが得をすることが増えていくはずです。
Googleはいつまでも私たちヨチヨチ歩きの企業の面倒を見て、親のように育てるということはしてくれません。
私たち企業はGoogleという親のような存在から自立する必要があるのです。
そのためにこそ、少しでも早くGoogle検索に依存を緩和するためにSNSやYouTube(Googleの一部門ではありますが・・)も効果的に活用し、御社の社名、店名、オリジナル商品名で指名検索を増やすことを目指してください。
指名検索ならほとんど競争は無く御社がいつも1位表示され、かつ最初から御社の商品・サービスに興味のある見込み客がサイトに来てくれるようになります。
その日がGoogleSEOという生活がかかった世界的なゲームの「上がり」の日です。この日に向かって全力で取り組んで下さい!