Q: ホームページをリニューアルすると、検索順位は一気に落ちてしまいますか?

法人の中で、ホームページ制作の担当になりました。以前まで外注していましたが、自社内で管理することになりました。
私が担当者になったのですが、ホームページをリニューアルしてみたら、1位表示から一気に落ちました。

行ったことは以下の通りです。
・SSL化した
・ドメインは引き継ぎ、新しいディレクトリで作り直した

これまで外注していたサイトでは、SEO対策はしていなくても1位表示できていました。しかし、今では上位表示されなくなりました。
どんな原因なのか、地道にSEO対策をしていくしかないのか、アドバイスいただきたいです。


A:


状況お伝えいただきありがとうございます。
サイトをリニューアルすると順位が落ちてそのまま回復しないことがあります。

それを防止するためにはリニューアル前の各ページのURLにアクセスした時にリニューアル後の新しいページのURLに自動転送をする必要があります。

(1)
「SSL化した」とありますが、これらをするときはまさに:
SSL化する前のURLにユーザーがアクセスしたらSSL化した後のページに自動転送をする(301リダイレクトをする)
という必要があります。
例えば、SSL化する前の御社のサイトのトップページのURLが
http://www.satou.com
だったとしたらSSL化した後のURLである
https://www.satou.com
に自動転送しなくてはなりません。
そしてトップページだけでなく、SSL化する前の御社のサイトの事業案内ページのURLが
http://www.satou.com/jigyouannai.html
だったとしたらSSL化した後のURLである
https://www.satou.com/jigyouannai.html
に自動転送しなくてはなりません。

(2)
「ドメインは引き継ぎ、新しいディレクトリで作り直した」とありますが、ドメインはリニューアル前のものをリニューアル後につかったとしても、トップページのURLは例えば
http://www.satou.com

https://www.satou.com
になるだけですが、トップページ以外のURLががらっとかわってしまうと(1)と同じように古いURLから新しいURLに自動転送をしないとユーザーや検索エンジンロボットが迷子になってしまい検索順位が落ちます。
対策としてはリニューアル前の各ページのURLにユーザーがアクセスしたらリニューアル後のURLに自動転送することです。

もしも御社が(1)と(2)で説明した古いURLから新しいURLに1つ1つのページの対して自動転送を301リダイレクトなどを使ってしていなかったとしたら検索順位は復旧することは無いはずです。

早急に上記の確認の上、自動転送をすることを怠っていたらリニューアル前の1つ1つのページのURLを突き止めてリニューアル後の1つ1つのページに対して自動転送をしてください。

もしそのことをご自分で出来ないようでしたら現在取引のある制作会社さんにご依頼下さい。そしてもしどことも取引がなくて依頼先がないのでしたらGoogleなどで「ホームページ 引越し 代行」などのキーワードで検索してサイト引越しのプロにご相談の上作業をご依頼下さい。
以上ですが上手くいくことを祈っています。


2022年02月26日
カテゴリ:内部対策