Q: 2022年8月中旬くらいより「アドセンス広告が制限された」との声をよく聞きます。 アフィリエイター(トレンドブロガー)のみならず、特化型サイトでも見受けられます。
この症状は、不正なクリックやアドセンス狩りではなく、下記のように考えましたが、鈴木先生の視点からではどのように考えるか?理解のすり合わせをさせていただけますと幸いです。
今回は、検索品質評価者が自然検索の流入が少ないサイトを無作為に選別し、「自然検索から流入が少ないと、今回のようにアドセンス広告を制限するよ」という「見せしめ」と考えています。
理由は3つ考えました。
@2023年後半までに延期されたサードパーティーCookieへの対処を検索品質評価者が無作為に試行。
ChromeでサードパーティCookieのサポートを2022年までに終了させるというお話が上がってましたが、2023年後半まで延期するそうですね。
Aウェブサイト上に膨大なページが増えてしまったことで、検索者が必要とする本当に重要な情報のインデックススピードが落ちてしまうから。
Bウェブサイト上に膨大なページができたことで、Googleのクローラーなどを廻す余計なコストを削減できるから。
短期目線では?と?、中期目線では?も含まれていると考えました。
総括すると、表向きは優しいGoogleが「ページが増えすぎてしまいインデックススピードが遅くなっていて、有益な情報がその情報を必要としている方に届かないんです。しかもページが増えすぎてコストがかかってるんです。E.A.T含めてトラフィックも少ないサイトは、弊社の経費削減の為にも無作為ですが広告を制限させいただきました。でも今後も広告制限する警告でもあると捉えてくださいね」と考えました。
【参考】
Twitter検索で「アドセンス 制限」と入れると下記のような声がございます。
例:https://https://twitter.com/Ri7kB/status/1563853728347979776
例:https://twitter.com/MonbuuSeo/status/1563656351972315136
A:
詳しいご質問ありがとうございます。
私は広告業界のことは詳しく無く、かつクライアントさんや会員様からもこの件に関して情報が入っていません。
そのためSEOのことについてしか申し上げることは出来ませんが、おっしゃるように無駄なサイトを省く、無駄なページを省くということにより品質を高める活動の一環だと思います。先日英語圏のGoogleで実施されたhelpful contentupdateの発表文の一部に:
『このランキングの更新により、オリジナルではない低品質のコンテンツが検索で上位にランク付けされないようにすることができます。当社のテストでは、特にオンライン教育、アート、エンターテイメント、ショッピング、テクノロジー関連のコンテンツに関連する結果が改善されることがわかっています。
たとえば、新しい映画に関する情報を検索する場合、他のサイトからのレビューを集めた記事を以前に見たことがあるかもしれませんが、他のサイトで入手可能なものを超えた視点を追加することはありません。何か新しいものを読むことを期待している場合、これはあまり役に立ちません。
この更新により、独自の信頼できる情報を含むより多くの結果が表示されるため、以前に見たことのないものを読む可能性が高くなります。』
https://blog.google/products/search/more-content-bypeople-for-people-in-search/
という言葉があります。この文面からもわかるように高品質のサイトから、高品質のページをインデックスし、順位を高める方針にGoogleは舵を切ったのでそのことが今回お伝えいただいた事象の根本的な理由だと思います。